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ギャラリー(2018年度)
2019年3月:ケーブルラックシステムの耐震性検証実験
(東工大・同済大など多数の企業や大学との国際共同、
大型振動台実験@中国上海の同済大学)
電気配線用のケーブルは結構重く、束になると規模の大きい建物では100kg/m以上になることもあります。地震でそれが落ちたら大変なことになるため、その耐震性を検証する実験を行っています。そのような検証は海外でも必要性が高まっており、国際共同研究として中国上海にある同済大学で振動台実験を行いました。実験ではケーブルの代わりに鉄筋を用いています。
実験1 よくみるとケーブルラックが3本あります。それぞれ違った耐震要素がついています。
実験2 ケーブルラックが水平に曲がったり、鉛直に立ち上がったりする場所に着目した実験です。
同済大の構造実験施設。日本の大学と比べると、格段に規模が大きいです。
実験後には上海市内を観光しました
2018都築・服部
2018年12月:ケーブルラック耐震支持の実験(ラック軸直交方向加力)
A種耐震支持のセットアップ
SA種耐震支持のセットアップ
SA種耐震支持の加力中
2018年10月:名城大タワー75の人力加振
(高橋研と共同)
建物にセンサーを設置
方向を変えてもう一度(夕日がキレイ・・・)
みんなでタイミングを合わせると建物も動かせる!
実験が終わってから高橋研と交流会
2018高橋宜滉
2018年6月:音楽大ホール天井の耐震改修法の検証実験
(構造設計事務所と共同)
客席数2000の音楽大ホール天井について、耐震改修をするとともに、国内でも極めて例の少ない大臣認定を取得するプロジェクトです。地震で柱・梁・床などの構造躯体が壊れなくても、天井などの非構造体が壊れると人命に関わる事態にもなり、また、建物も長期間使えなくなります。2011年の東日本大震災では、他の音楽大ホールで天井が大規模に落下する被害も発生しています。今回の物件では音響効果のため天井が複雑な形状をしており、重量も比較的重く約50kg/㎡でしたが、耐震要素がほとんどついていない状態だったため、耐震改修が行われることになりました。その依頼を受けた構造設計事務所が、松田研に実験の依頼をしてくれました。
天井の1ユニットとして3.6m×3.6mを取り出した試験体を製作し、それに補強部材をつけて加力することで、耐震補強後の耐力を把握しました。実験計画・試験体製作・実験実施・データ整理・報告書作成と、みんなで力を合わせて頑張りました。下の写真にはありませんが、ユニット実験と並行して、多くの要素実験も実施しています。また、卒業論文として実施したフレームモデルの構造解析は大臣認定取得に大いに役立ちました。これらの成果が認められ、プロジェクトとして無事、大臣認定取得に至りました。現在は耐震改修も終わり、音楽ホールは営業が再開されています。
耐震改修する天井裏の視察・調査
鉄骨フレームにセットして実験開始!
加力方法を変えて、また実験
試験体の製作(音響のため形状が複雑、部材も多くて大変!)
実験中の様子(関係者もたくさん来られます)
想定通りの耐力を出してから壊れました
2018年4月:新メンバー歓迎会
新入生歓迎会後
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